花見で桜悲鳴! 大切な桜が弱っていませんか? ―桜も歩道も美しく保つための「桜の踏圧・根上がり対策」―

  • 01.大切な桜が苦しんでいます。
  • 02.桜が弱るメカニズム
  • 031.桜を守るために(新植と既存)
  • 04.解決事例

桜の踏圧・根上がり対策「解決事例集」を無料進呈!

01. 大切な桜が苦しんでいます

こんな現象が起こっているとき、桜は苦しんでいます。

写真:根上がり

根上がり

写真:ひこばえ

ひこばえ

写真:先枯れ

先枯れ

○ 「根上がり」で歩道に不陸ができている ○  ひこばえが目立つ  ○  先枯れしてきた

02. なぜ桜が弱るのでしょう?(桜が弱るメカニズム)

桜が弱る大きな要因となるのが、踏圧による地表面の締め固まりや、根元近くまで迫った舗装なのです。

地表面が締め固まるとどうなる【1】

桜は「口」にあたる吸収根(※1)が地表近くに発達する性質があるので、締め固まりなどの影響を受けやすく、呼吸や水分・養分の吸収が大きく阻害されてしまいます。
そのため、人がたくさん踏み込む環境では桜は弱りやすいのです。

イメージ:吸収根の働き

 締め固まった土は通気性が悪くなっています。

地表面が締め固まるとどうなる【2】

息苦しくなった「根」は、通気性の良いほうへ発達しようとします。
これが「根上がり」です。舗装の不陸がひどく、歩行が困難になるなどの問題も発生しています。

写真:根上がり1

写真:根上がり2

→コラム:桜の特性と根上がり

03. 桜を守るために

桜をまもるために【1】 新植の場合

踏圧など 単粒度の骨材が支えあい締め固まらない基盤

「踏圧の影響を受けにくい基盤」の
イメージ

日本人にとって春の風物詩でもある「桜」は、公園や歩道沿いの桜並木として植えられることが多く、踏圧や舗装の影響を受けやすくなっています。
こういった場合には、まず「桜」を植えるときに
「踏圧の影響を受けにくい基盤」を用意し、根が十分に広げられる環境を作ってあげることが大切です。

桜をまもるために【2】 既存樹木の場合

踏圧など 単粒度の骨材が支えあい締め固まらない基盤

「舗装の下に根の行き場を用意する」イメージ

最近、すでに「根上がり」が発生して、歩道などに不陸が起こり舗装の改修が必要な場合がよく見られます。
この場合、一番必要なのは、
「舗装の下に根の行き場を用意する」工事です。
根を切断し、舗装をやり直す従来の改修では「根の行き場がない」という、根本的な問題を解決できないので、数年後再び「根上がり」が発生するだけでなく、「倒木」や「枯れ」の原因となる恐れがあります。

04. 解決事例

イメージ:東京都の街路樹土壌改良工事(ソメイヨシノ)

東京都:街路樹土壌改良工事(ソメイヨシノ)

「根の行き場」を用意する工事にともない、
根上がりによる舗装の不陸を改修する
工事を行いました。

イメージ:東京都の街路樹土壌改良工事(ソメイヨシノ)

対象樹木の「根の行き場」にあたる部分を掘削し、「パワーミックス」という特殊な基盤材を埋め戻しました。

詳しくはこちら