公園・道路設計における緑と土の問題点

植物は同じでも、植栽予定地の土壌は千差万別です。

公園・道路の設計においてイメージされる豊かな緑の姿。しかし豊かな緑を育む「土壌の性質」は、地域によって大きく異なるため注意が必要です。

上の図は、日本各地に出現する代表的な特殊土壌をまとめたものです。関東での「土」は黒色や赤色のイメージがありますが、関西の「土」はやや黄色を帯びていて、その違いに驚きます。それは土を生成する元(母材)が地域によって異なるからです。同じ県内でも山側、海側では異なる性質の土壌が見られることもあります。

水もちが悪く固結しやすいマサ土/重機作業で物理性が悪化してしまう粘質土

この状況は、「客土」の性質についても同様です。流通している客土にも様々な種類があり、全国各県で品質に違いがあることが分かります。 また最近の緑化ではリサイクルやゼロエミッションの観点から植栽に客土を用いず、建設発生土(現場発生土)や保全表土を利用することが多くなりました。マニュアル的に土壌の性質を捉えることは難しく、個別に土壌の性質を把握する必要があります。

セメント塊を大量に含んだ建設発生土の山。植栽基盤として利用するには、まず正確な分析が必要です。/ガリエロージョン(浸食)をおこし、雑草の山になった保全土。

東邦レオでは、これまで全国様々な地域の土壌と触れてきました。植栽設計で土のことにお困りでしたら、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。次ページからは、事例に見る植栽基盤整備の方法について、ご紹介いたします。